フレンチブルドッグの起源についてはいろいろな説があり、
現在でも論争が盛んに行われています。
フランスで17世紀以前に飼育されていた闘犬が起源であるという説、
スペインが原産であるという説、
また、イギリスのブルドッグが原種であるという説など、
様々なものがあります。
現在は、イギリスのブルドッグが原種であるという説が最も定着しています。
「ブルドッグ原種説」からすると、イギリスからフランスに渡り、
テリアなどと交配されて生み出されたものが
フレンチブルドッグであるということになります。
「闘犬禁止令」が発せられたため、ブルドッグという犬種を存続させるために
フランスへ持ち出され、ほかの犬種との交配によって小型化し、
闘争心の排除を図ったものがフレンチブルドッグになったというものが
ブルドッグ原種説です。
有力であるとされているのはフレンチブルドッグの外観によるところもあるでしょう。
本来、ブルドッグは闘犬ですが、
フレンチブルドッグの資質はブルドッグとは正反対のもので、
小型で温和な性格となっています。
フレンチブルドッグはフランスでねずみを駆除する目的で繁殖されました。
その後20世紀半ばまで、フランスの労働者の間で普及しました。
その後上流階級で人気を得て、
「アクセサリー犬」としての地位を獲得したのです。
日本では、大正時代に紹介されて一時人気となりましたが一旦衰え、
21世紀になってから再び人気が復活しています。
フレンチブルドッグの魅力といえば、その丸い目、個性的な特徴のある耳でしょう。
耳の形は「こうもり耳」、「バット・イア」と呼ばれています。
こうもりが羽を広げているように見える耳の形をしているところから、
名付けられました。
そして最大の魅力は、鼻が潰れたように低く愛嬌のある顔立ちです。
愛嬌のある顔は、一度飼うとやみつきになってしまいます。
体格も筋肉質の引き締まった身体で、毛並みはなめらかな短毛となっていて
手入れしやすくなっています。体臭もありません。
性格は温和で、人によくなつきます。利口で陽気、快活な犬種です。
毛色は黒の「ブリンドル」、金色の「フォーン」、
白をベースとして模様が入ったもの、薄い黄色の「クリーム」などがあります。
フレンチブルドッグは、アンバランスな体型も魅力のひとつでしょう。
その体型からか、よくコミカルな動きをしますので、
見ているとつい笑顔になってしまうところが
飼い主さんにとってはたまらない魅力です。
無駄吠えが殆どなく体高も30cmくらいで、
室内での飼育に向いていることから、いつも一緒にいることができます。
最近では、マンションなどでの室内飼いの犬種としても
人気が高くなっています。
フレンチブルドックはふと見ると、怖い顔をしています。
ですが、室内犬として飼うには最適な犬種で、性格はとても甘えん坊です。
人にすぐなつきますから、子犬の時から飼いやすい犬種ではあります。
明るく元気な性質でありながら、決して動き回るタイプの犬ではありません。
ですが、動きは機敏です。番犬としての役目も十分に果たしてくれます。
賢い犬です。無駄吠えをしないことが、室内犬として最適であるといわる所以です。
フレンチブルドックは歩くことが大好きです。
太りやすい性質でもありますので、毎日の散歩を習慣にしましょう。
ただ、皮膚がとても弱い犬でもあります。
暑すぎる地域は、フレンチブルドックを飼うにはあまり適していません。
犬が喜ぶからといって長時間運動させることは良くありません。
体調不良になってしまいますから、気をつけるようにしましょう。
性格が良いからといって、しつけは怠らないように注意しましょう。
甘やかしてしまうと、人間に迷惑をかける態度をとるようになります。
これはフレンチブルドックが利口な犬であるためです。
小さい頃からきちんとしつけをするようにします。
頑固な一面もありますから、納得させるように、気長に教えていくようにしましょう。
コウモリのような耳と大きくて丸い目、
四角い頭がかわいらしいフレンチブルドッグは殆ど吠えることもなく頭も良く、
飼い主さんに甘えてくる愛情深い犬種です。
飼育がしやすく、人気の犬種のひとつです。
フレンチブルドッグの毛色は豊富で、そこも魅力のひとつとなっています。
大きくわけると、フレンチブルドッグの毛色の種類は4種類に分けることができます。
日本で最も人気のある毛色が「クリーム」です。
クリームと一口にいっても色合いは様々で、
白っぽいものから少し濃いめのものまでがあります。
アイラインが黒くはっきりと見えるところが魅力です。
「ブリンドル」は、黒をベースとして明るい褐色などの毛が混ざっている
ひょう柄のような毛色で、胸の部分の白いことが特徴となっています。
鼻のまわりが黒っぽく、茶系の毛色は「フォーン」です。
色合いとしてはカフェオレ、レッド、ライトブラウンなど、様々なものがあります。
胸には白い斑があります。
そして「パイド」はホワイトがベースです。
大きい方が良いとされる斑は頭部や体にあり、
色合いはブリンドルかフォーンとなっています。
愛嬌のある顔にひょうきんな仕草も見られるフレンチブルドッグは、
毛色に関係なく、世界的にも人気のある犬種です。
大きく分けて4種類といっても色合いや柄がさらに細かく分類されていますので、
中には珍しい外見のものもいます。